
ジュエリームナカタ
POWER STONE
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5月誕生石
翡翠(ヒスイ)/ジェイド
象徴:愛・幸福・幸運
高級宝石の中で唯一和名を持つ『ヒスイ』。
古くから東洋では玉(ぎょく)と呼ばれていました。
ダイヤなど、主要な宝石の多くが透明感と
強い輝きを放っているのに対し、
落ち着きのある深い緑色をしたヒスイは、
古来より華美を避け控えめ気質であった
日本人など東洋民族の心を深くとらえてきました。
翡翠の名前の由来については
「翡」=「赤色」、「翠」=「緑色」
を表していて、それがまるで羽が緑でおなかが
赤いカワセミのようだったことが由来してるのだとか。
後で述べますが、ヒスイは実はかなりのカラー
バリエーションがあります。
古来より中国ではヒスイは『王の象徴』とされてきました。
『玉座』(=王の座)なんて言葉は正にそれですね!
外国名は『ジェイド』といいます。
スペインでは「ジェイドはおなかの病気や
お産のお守り」と云われています。
その昔、スペインがメキシコを侵略した際、
スペイン人が現地のインディアンが腹部の病気の
治療としてヒスイをおなかに乗せているのを見ました。
そんなインディアンのおまじないをそのまま
スペインに持ち帰ったと云われています。
そしてその石をスペイン語で
「ピエドラ・デ・イジャダ(=よこっ腹の石)」
と呼び、それが変形して
「ジェイド」と呼ばれるようになりました。
ヒスイの主産地は、ミャンマーです。
中国翡翠といわれるように中国産と思われがちですが
これは加工・販売などに中国人が関わってきた
ことで中国産と思われているもので、実際は
ミャンマー産が多いんです。
日本でも産出されます。
なかでも新潟・糸魚川地域は有名です。
そんな、日本とヒスイにまつわるお話を少々。。
およそ5000年前、糸魚川で縄文人がヒスイ
の加工を始めました。 (ヒスイ文化といいます)
その後、弥生〜古墳時代とヒスイは非常に
重宝されましたが、奈良時代以降は全く利用され
なくなり、そのうちだんだんと糸魚川でヒスイ
が採れるということも忘れられ、日本ではヒスイは
産出せず、遺跡から出るヒスイは大陸から持ち
込まれたものと昭和の初めまで考えられていました。
そんな中、昭和13(1938)年に糸魚川市小滝に
住んでいた人が小滝川でヒスイらしき
緑色の石を発見しました。
この石を大学の研究室でビルマ産のヒスイと
比較した結果、小滝川で取れた緑色の石は
ヒスイに非常に似ていました。
その後学者による現地調査の結果、ヒスイである
ことが科学的に確認されました。
そうして、また日本で産出されることがわかったのです。
ヒスイ=緑色というイメージをお持ちのある方も多い
かもしれませんが、これは宝石としての価値を
もっているのが緑色なだけで『ひすいの七色』
といわれるくらいにカラーバリエーションがあります。
(白・ラベンダー・青・黒・黄・オレンジ・赤 など)
※オレンジと赤は日本では発見されていません。 ヒ
スイ(jadeジェイド)は、大まかに
【硬玉(jadeiteジェイダイト)】
【軟玉(nephriteネフライト)】
の2種に分けることができます。
難しい説明は抜きにして、普通お店で販売されている
のは硬玉で、価格的にも硬玉の方が高いです。
宝石店ではヒスイといえば普通は硬玉のことをさします。
ヒスイは、繊維状の組織になってるためとても丈夫な
鉱物で、ヒスイより硬い金属が発見される前は
日常の道具として使われていました。
とある民族には『パウナム』という言葉がありまして
これはヒスイのことを差し、意味は“斧の石”で、
この民族がヒスイを斧として使っていた事が分かります。
モース硬度も6.5〜7なので比較的固い鉱物ですし、
熱にも強いほうではあるのですが、
内包物や自然のヒビなどが多いため、
衝撃には強いとはいえません。
ジュエリーなどに使用してるヒスイには、
そんな内包物やヒビを保護するためにコーティング
してる物もありますので、超音波洗浄もできれば
避けたほうがよいでしょう。
でも日常では極端に神経を使うまででは
なくていいかなと思います。
他の石と同じくらいの注意を持っていれば、
特に粗雑に扱いさえしなければOKでしょう。
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